東京、丸の内
「三菱一号館美術館」に行ってきました。
その前に腹ごしらえ、という
いつものパターン。
今回はサンドイッチが食べたくて、
「はまの屋パーラー有楽町店」
を訪れました。
モーニングセットもあったんですが、
しっかりと食べたいから、あえて単品。
注文したのは、
「ハム」と「たまご」の
ハーフ&ハーフとミルクコーヒー。
「ハム」の中身はハム二枚とレタス、
「たまご」はそのままでも美味しい
卵焼きとレタス。
パンの幅がわたしの指くらいだったので、
ちょっと「薄・・・」ってなりましたが、
ミルクコーヒーもあったせいか、
食べ終わるころにはお腹はいい感じ。
ミルクコーヒーは、表面に少し
ホイップクリームが浮かんでいて、
あらかじめお砂糖が入っていたようで甘め。
カップは温められていたのか、
なかなか冷めてくれず、猫舌のわたしは、
うん、いや、ありがたいんですけども、
という複雑な気分になりました。
フロアや厨房のスタッフさんの感じが良くて
ホッとしました。
はまの屋パーラー 有楽町店 - 有楽町/喫茶店 | 食べログ
カフェやレストランでスタッフさんの感じがイマイチだと、
なんか「あ、注文してすいません」とか
「パッと食べて早く出ていくんで」という
落ち着かない気持ちになってしまうのはわたしだけ?
はまの屋パーラーから歩いて5分ほどで、
三菱一号館美術館に到着。
レンガ造りの重厚な、
おもむきのある古い建築です。
こういう半地下、好きなんです(*´ω`*)
大阪の大江橋近くにある古い某ビルにも
半地下があって、いつもそこに行くと
もうほんとにたまらん、って思いながら
中から外から眺めまくります。
三菱一号館美術館で見たかった展示は、
「芳幾(よしいく)・芳年(よしとし)
国芳門下の2大ライバル」
月岡芳年の描く絵に魅了されているわたし。
このあいだ、この企画を見つけて
「行かねば」となりました。
浮世絵にはトンと興味がなかったんですが、
月岡芳年の絵は好きです。
彼の絵の、わたしの注目ポイントは、
・構図の大胆さ
・描き込みの精緻さ
・色遣いの鮮やかさ
たとえばこの作品↓
武士(平将門)が馬を操り敵を蹴散らし、
刀を振り上げた瞬間をとらえた絵。
赤(緋色)が印象的に使われています。
身につけている鎧や馬の跳ね上がり方と、
敵がもんどり打って倒れる姿の躍動感。
さらによく見ると、平将門の顔の横には、
矢がすでに間近に飛んできている。
おそらく敵を刀で刺すその一瞬前に、
頭を射抜かれていることが想像できます。
こちらの作品は、
田楽を教えると烏天狗にもてあそばれる
北条高時らしいのですが、
この袴の紫のグラデーション。
そしてこの、こまかーい描き込み!!
よくもこんな細かく描きこんで
色を塗ったものよ!と感心するしかない。
大友克洋を連想させます。
こちらの作品も緊張感ありますよね。
水色とうす緑の着物が若々しい。
それらに柄もしっかりと描かれているんです。
あー、こまかーい、ひゃあーーー、
と「細かいもの好き」なわたしはウットリ(*´▽`*)
そしてこれもよくよく見ると、
後ろにもう一人。
ほかにも、パッと見は
黒の着物だったり、
白い半襟だったりするのに、
目を凝らして見ると、違う黒、違う白で
模様が描きこまれていたりするんです。
それを見つけたときのうれしさ(*´▽`*)
雑誌「モーニング」では、この展示会との
コラボもやってるみたいです。
わたしが行ったときはわりと混んでいたので、
気ぜわしかったのが少し心残り。
三菱一号館美術館は、この展示が終わると、
2024年の秋まで改修工事で休館するようです。
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