旅する日常*きのしたふみの「いくつになっても好きな服を」

ふだん着を楽しむヒトです。157センチ、服や旅、日々の楽しみなどを書いてます

神奈川 馬車道「神奈川県立歴史博物館」

 

神奈川県横浜市中区の

馬車道にある、

「神奈川県立歴史博物館」に

行ってきました。

 

まずは腹ごしらえ。

自由が丘

「アルファ・ベータ・コーヒークラブ」

パンが食べられて、

コーヒーが美味しそうで、

開放感があって、

という場所を探して

ここにしました。

f:id:LONGSLEEPER:20221025205332j:image

お店探しするとき、気がつくと

“開放感”をわりと大事にしています。

(穴倉みたいな、低い天井の

暗めのお店というのも好き)

開放感があると、

ゆっくりしていっていいんだな

という感じがするんですよね。

せせこましいお店だと、

早くお店を出ないと申し訳なくなる、

いわゆる「せわしない」

という気分になります。

「アルファ・ベータ・コーヒークラブ」は、

白い板で作られたテラス席は広め、

そして室内は窓が大きくとられていて、

開放感がありました。

パソコンを持ち込んで作業している人や

英語で会話している人も。

せわしない雰囲気ではなかったので、

慣れれば居心地がいいかもです。

初めてだからわたしはちょっとキンチョー。

f:id:LONGSLEEPER:20221026133515j:image

まずは、

こんなに薄くアボがスライスできるんだ!

というオドロキ。そこかい!

パンとラテの味は好みでした。

ドレッシングも美味しい。

アルファ・ベータ・コーヒー・クラブ (ALPHA BETA COFFEE CLUB) - 自由が丘/カフェ | 食べログ

お店を出て、

ふたたび電車に乗って馬車道駅へ。

馬車道、というと必ず

恋人も濡れる街角」の

怪しげなイントロからの、

映画「蒲田行進曲」の

風間杜夫平田満松坂慶子のあのポスター、

「オレのどこに惚れたって?」

「もちろんあんたのセコさよ」

という映画のラジオCMのセリフ、

これらがひと通り、脳内を流れます。

ほぼ条件反射に近い。

蒲田行進曲」好きなんですわー(´艸`*)

横浜にいたころまだこの駅はありませんでした

「県立神奈川歴史博物館」の

最寄り駅、馬車道に到着。

駅構内の表示に従って、

三番出口へと向かいます。f:id:LONGSLEEPER:20221025205356j:image

おおっ、よく見ると

レンガ造りですやん!f:id:LONGSLEEPER:20221025205305j:image

すごーい、

さすが横浜。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205404j:image

地上に出ると空は曇り、

冷たい風がビュンと吹きつけてきて

寒いよー。

博物館は三番出口のすぐ目の前でした。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205424j:image

縄文から現代までの神奈川県の歩みが

紹介されていて、

かなり見ごたえのある展示でした。

 

思ったのは、やっぱりわたしは

弥生時代からはそんなに興味がないんだな、

ということ。

特別展の「永福寺と鎌倉御家人」も

見てみましたが、うーんて感じで。

前からなんでだろうと

思ってはいたんです。

教えられ方や切り取り方のせい、

興味がわかないような

味気ない取り上げ方ばかりをされているせいか?

そこにおもしろみを見出だせないわたしの

切り込み不足、知識不足か?

どれも少しずつ理由ではあるでしょうが、

近年思い当たったのは、

弥生時代からは「支配と被支配」や、

行動や思想はこうあるべしという

「規範が大事」みたいな構造に

なってくるからじゃないかと思うんです。

その“構造”が好きじゃないん。重い。

誰が政権を取った、統一した、

なに教を広めた、って、

知りませんやんわたしに関係ありますん?

と思ってしまう(;^ω^)

 

そんな中でも、わたしが

おもしろいと思ったもの。f:id:LONGSLEEPER:20221025205258j:image

江戸時代の旅行マニュアル「旅行用心集」。

この時代にもあったんですね。

最後の浮世絵師と言われる

月岡芳年の別嬪画も

ピックアップされていました。

f:id:LONGSLEEPER:20221025205240j:image

月岡芳年の浮世絵の、

躍動感と色づかい、細かさが好きです。

帯や着物の柄の描き込みが、もう。f:id:LONGSLEEPER:20221025205421j:image

色づかいも鮮やかで細かくて、

じっと見ちゃう。f:id:LONGSLEEPER:20221025205254j:image

薄いピンク地の着物に

さらに薄いピンクの朝顔の柄。

濃い赤の襦袢、濃い紺の帯とのコントラスト。

朝顔のツルも美しい。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205232j:image

ペリーの顔の絵なんですが、

どれも似てないそうです。

なぜなら、

全て伝聞だけで描かれたものだから。伝聞て。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205349j:image

関東大震災で、

大磯あたりで横転した機関車の写真。

f:id:LONGSLEEPER:20221025205325j:image

この構図、

鬼滅の刃 無限列車編」の

最終話に似てません?

神奈川の民俗コーナーには

昔の家の内部も再現されていました。f:id:LONGSLEEPER:20221025205313j:image

マトリョーシカみたいな木の細工。

「三十六卵」かわいい。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205320j:image

気になった展示品のご紹介は以上です。

この「県立歴史博物館」は、

建物がいいんです。f:id:LONGSLEEPER:20221025205250j:image

博物館の出口から外をのぞむとこんな感じ。

もしかすると外に出たら、

異国になってるかも、みたいな。f:id:LONGSLEEPER:20221025205302j:image

出口から出て、

振り返って建物を見上げるとこんな感じ。

この建物、

もともとは明治に建てられた銀行でした。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205338j:image

出口側が「馬車道」という通りなので、

それに面して建てられているようです。f:id:LONGSLEEPER:20221025205353j:image

こういう建物を見ると必ず、f:id:LONGSLEEPER:20221026140151j:image

この赤矢印で示した

小さな部屋に入ってみたいし、

窓から外を眺めてみたい。

昔、中島らもがエッセイで、

大阪の梅田近くにある済生会病院

てっぺんにある小さな部屋に入ってみたい、

というようなことを書いていました。

当時のわたしも電車からそれが見えるたび、

あの部屋はどうなっているのかと

気になっていたので、

中島らもに親近感を覚えましたね。

歴史博物館のナナメ前にもこんな建物。

f:id:LONGSLEEPER:20221025205316j:image

おおなるほど、

同じタイルなのに、

いろんな貼り方がしてある。f:id:LONGSLEEPER:20221025205408j:image
f:id:LONGSLEEPER:20221025205342j:image
大津ビルの前から歴史博物館を振り返る。

ヨーロッパのどこかの国の建物のよう。

カッコええやないかい

少し海側に歩くとそこにもイイ感じの建物。

こちらも銀行だったんですね。

f:id:LONGSLEEPER:20221025205309j:image

東京芸術大学」と書かれていました。f:id:LONGSLEEPER:20221025205412j:image

こちらも銀行。

現、損保ジャパンのビルですが。f:id:LONGSLEEPER:20221025205328j:image
下の階は雰囲気のいい、大正時代の建物。
f:id:LONGSLEEPER:20221025205416j:image

上の階はガラス張りの現代風。f:id:LONGSLEEPER:20221025205346j:image
建物を活かして残す方法は

これしかなかったのかな・・・

これしかなかったんだと思いたい・・・

f:id:LONGSLEEPER:20221025205428j:image

馬車道という通りは、

少し歩いただけで、

たくさんの歴史的建造物と

出会える通りでした。

ほんとうはもっとあるみたいなんですが、

わたしが一日で見てまわれる

気持ちとアタマのキャパは

たぶんこれくらい。

これ以上見てまわると、

「見ただけ」ということになってしまって、

それがもったいないと思う派です(*^^*)

神奈川県立歴史博物館 (kanagawa-museum.jp)

 【インスタグラム「今日のきのした」】

手持ちの服を着まわす日々のコーディネートや、

旅の記録、作ったアクセサリーなどを

備忘録的にアップしています。

https://www.instagram.com/fumi.kino

f:id:LONGSLEEPER:20221005135445j:image

★きのしたへのお問い合わせはコチラからどうぞ

https://ssl.form-mailer.jp/fms/7890edb3563581