空気中に金木犀が香る晴れた秋の日、
東京の小金井市にある
「江戸東京たてもの園」に
行ってきました。
そう、
テレ東ドラマ「名建築で昼食を」で
行ってたとこです。
出てくる建物も、
田口トモロヲのひょうひょう感も、
池田エライザのフワフワ感も、
映像のまぶしさも、
全部がステキなドラマなんですよね。
大阪編がもったいなくて見れない(;^ω^)
立川で乗り換え、
武蔵小金井で降りる。
ああ、乗り換えアプリは便利だ。
立川(たちかわ)といえば
「聖☆お兄さん」の聖地。(まさに聖地)
ここを散策したい気持ちをおさえつつ
乗り換えます。
余談ですが、
この段ボールが今、家にあって。
「にっしぃ」というフレーズが
目に入るたび「聖☆お兄さん」に出てくる
DJたっちぃを思い出す。
武蔵小金井駅で降りてからはバス。
歩いても20分少々ですが、
とりあえず往路はバスに乗ってみました。
小金井公園西口という停車場で降り、
公園を横切ってたてもの園に向かいます。
たくさんの種類の、
太い桜の木が何本も生えていました。
知らんかったんですが、
どうも桜の名所のようです。
武蔵小金井の駅の出発音も
「さくら」だったし。
うっそうとした森があったり、
広い道があったり、
芝生が広がるスペースがあったり。
吹田の万博の自然文化園みたいで
気持ちのいい公園です。
(すぐ関西にたとえる。だって関西人だもの)
バスを降りて徒歩5分くらいで
江戸東京たてもの園に到着。
まずは屋内展示を見てまわります。
気になったのがこの浮世絵。
歌川広重の「月の岬」、
品川からの風景だとか。
当時は品川からこんな近くに
海が見えたということにも驚くし、
人らしい人が描かれていない構図が
ステキじゃありませんか。
人がいるな、とわかるのは
障子にうつった影と、
どうも片付けをしているらしい
人の後ろ姿がほんの少し。
描かれているのはほとんどが海と畳なのに
チラ見えする影や置かれたモノで、
そこで行われた宴や、
それが終わってお客が帰った流れなどが
想像できますよね。
時間の流れや宴の片づけをする人たちの
心情までも描いている、そんな印象。
月岡芳年以外の浮世絵は
今まで全然いいと思わなかったんですが、
これはステキだと思いました。
さて、外に出て、
屋外展示を見て回ります。
案内図で見ると
広さは大したことなさそう。
ということでわたし、舐めておりました。
なのでこれから江戸たてもの園に
行ってみようという人に言いたい。
時間に余裕を持っていくべし
そして
平日の午前中からまわるべし
わたし、「かなりの建物好き」ではなく、
「ちょっとだけ建物好き」です。
にもかかわらず、いろんな角度から
じっくり見てしまうくらいおもしろい。
「ちょっとだけ建物好き」なわたしでさえ、
軽く3時間は(最後の方は疲れて
駆け足気味になったのに)
余裕で費やしてしまったので、
「かなりの建物好き」を自認する人なら
何をか言わんやです。
そして平日の午前中をおすすめするのは、
こんなん絶対平日じゃないと混み混みやん、
と感じたから。
わたしが行った日も平日でしたが、
え?今日、土日やったっけ?
って一瞬思うくらいお客さんが
いてはるんです、ツアーの人とかも。
靴を脱いで歩き回れる建物もあるから、
(一部、軒先までの建物もあり)
土日祝だったら
ゆっくり見て回れないどころか、
建物に入るためにいちいち並んで待つ、
みたいな事態になるかもです。
東京 小金井「江戸東京たてもの園」<2>へ
つづきます。
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