こちらの記事のつづきです。
東京 小金井「江戸東京たてもの園」<1> - 旅する日常*きのしたふみの「いくつになっても好きな服を」
まず、屋外展示園に入って左側奥の
農家さんゾーンから
見て回ることにしました。
うーむ案の定、
農家さんゾーンの家は
特にわたしが心を動かされる
ポイントはなく。
唯一、気になったのは、
“東京野菜”が植えられている畑。建物ちゃうんかい。
この内藤唐辛子って、たしか香りが良くて、
今では希少なんですよね。食べてみたいなあ。
農家さんゾーンをざっと見たところで、
「わたしの好みの建物ゾーン」です。
江戸東京たてもの園の園内には
お食事処が二か所あり、
こちらは「デ・ラランデ邸」内にある
カフェ「武蔵野茶房」。
一階の邸内や庭で食事やお茶ができます。
「名建築で昼食を」で
食事をしていたのもここ。
「デ・ラランデ邸」の外観。
建物が青空に映えて、
ここは海外ですかって感じの外観に
うっとりしたところで家の中へ入ります。
廊下のなにげない照明の、
カサのデザインに「おお、唐草やん♡」
木製の階段の厚みや
高い所にある窓やライトもヨイ。
二階の窓から見える木々や芝生も
海外の邸宅っぽい。
レースのカーテンをチラリと開けながら、
「ああ、早く元気になってみんなと遊びたいわ」
と病弱な少女ゴッコも脳内でやりつつ。
(こういうところでは必ずやる)
木と青空と建物のコントラストが
あまりに美しいので、
外観をしつこく撮影しました。
お次は「三井八郎右衛門邸」。
三井というのは「あの」三井でしょうねえ。
説明文を読んでも頭に入ってきません。
どの地位の三井さんなのか、
どの時代の三井さんなのかは
よくわかりませんが、
まあ三菱とか三井とかの三井ですね。
これ、おそらく勝手口だと思うんですが、
勝手口のトビラにもこんな凝った意匠を
はめこむところが、美的感覚というか
金持ち感覚というか。
正面玄関。
正面玄関を中から見た図。
玄関を入って見上げたところに
吊り下げてあるライトからして
凝り過ぎちゃいますん。
客間の天井。
この植物モチーフ、いいですねぇ。
畳の上にイスとテーブルが置かれた客間が、
ふすまで隔てられて二つあります。
普通は欄間のある場所に
こんなふうに大きくガラスが
はめこまれていてシャレてるー。
何気ない戸板にもこんなに精緻な絵が。
台所という規模感ではなく厨房。
二階の廊下にはシャンデリア。
写真は撮ってませんが、
二階にはご夫婦の部屋(和室)が
それぞれにあって、
そちらは意外とこじんまりしていました。
でもなんというか、簡素な贅沢、
という感じ。
下の画像は邸宅に隣接している
大きな土蔵です。
たしか反物が保管されていたとか。
先ほどの戸板の孔雀の絵と同じように、
こちらも戸板に精緻な雀の絵。
うほーい、
わたしの好きな階段の眺めだ。
漆の長持。
人がニ、三人は入れそうな大きさです。
長持というと、
「箪笥 長持 どの子が欲しい
その子じゃわからん
相談しましょ そうしましょ」
という花いちもんめを思い出します。
三井邸を庭から見た図。
お次は「常盤台写真場」です。
スタイリッシュな外観。カッケーヽ(^o^)丿
一階が居住区域、二階が写真場。
一階の居住区域も、
よく見るとおもしろい造りです。
ダイニングの窓が低くて大きい。
モダンさと古い日本が同居しております。
スタバ風(ではないけど)の
カウンター席もいいですよね。
これ、何のためにこんな
造りにしたんだろう。
階段を上がって二階へ。
この大きくて数多い窓は、
写真撮影の採光のためのようです。
部屋いっぱいに柔らかい光。
お次は「小出邸」です。
まだまだつづきますよー。
東京 小金井「江戸東京たてもの園」<1>は
こちら。
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