こちらのつづき。最終回です。
帰る日も、朝から奄美は安定の曇り。
突然ですがここで、
スウェーデンの詩人ミフタ・シノキによる
「浴場の主(ぬし)に捧げる詩」を引用。
「そなたを囲むは硝子の盾
悠久の時の流れ
ひたすらに何処を洗う
おお浴場の主よ
そなたはなぜに不動
(後略)」
と、ミフタ・シノキと名乗り、
思わず詩をよんでしまうほど
いつも謎なんですよ、
お風呂場のカラン前に居座る人。
観光客が多いであろう浴場、
たとえばホテルとか、観光地とか。
空いてるならいいんです。
でも、
いま混んでるやん?なときでも動かない。
いつまでもどこかしらを洗いつづけている。
頼むから代わって・・・のぼせる・・・
浴槽から願いを込めた熱い視線を送るけど
まったく気づいてもらえない。
なぜなら洗うことに夢中だから。
なんらかのわたしが知らない事情が
きっとあるにちがいない、だったら仕方ない、
とあきらめてしまうほど
ずっとどこかを洗っている。
常にどこかを洗っていてカランの前を動かない、
そんな人をわたしは自分の中で、
「浴場の主」と呼んでいます。
今回の宿にもいたんですよう~、浴場の主。
というグチでした、以上。
さて、
空港に向かう前に立ち寄ったのが、
数日前に行って気に入った
「サンドイッチカフェ奄美」。
ここでサンドイッチをいくつか買って、
空港で食べることにしました。
スタッフの方々の挨拶も
すがすがしくて気持ちいい。
ここのサンドイッチを初めて食べた息子も、
美味しさに目を見張っておりました。
でしょでしょ美味しいでしょ!!
飛行機に乗る人が少ないのか、
空港の手荷物検査の人たちも
あきらかに手持ちぶさたでした。
暖かい地方から帰ってくるときは、
いつも気温差を思って軽くユウウツになります。
あー、帰ったらまた寒くて
その寒さが続くんだろうなー、みたいな。
だけど暖かい地方の気温に体が適応するのか、
帰ったその日だけは、
そんなに寒さを感じないんです。
おもしろいですよね。
今回、オシャレなコーヒー屋さんを
名瀬の街中にチラホラ見かけたので、
そこを巡って好みの味を見つけるっていうのも
雨の日の過ごし方としていいかもです。
おわり(*^^*)
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