こちらの記事のつづきです。
路肩に立っていた門番のような
ベネッセの係の人に、
「地中博物館ってこっち方向ですよね?」
とたずねると、
「はい、地中美術館はこの道沿いですよ」
と言われて自分の言いマチガイに
気がつきました。
(博物館ではなく美術館ね)
この日のきのした。
宇野港で
通りすがりの年長の女性に、
「ステキなおカバンですね!」
って言っていただけました!
うれしかった!!
やれやれ、ここが地中美術館か、
と入っていくと、
「ここはベネッセミュージアムです」
と受付の人に言われました。
今度は場所をマチガエました。
地中美術館の入場は
予約制です。
去年は、
海外からの観光客も多かったせいか、
何日先でも予約が取れない状態。
今年になって調べてみると、
予約にはかなり余裕がありました。
なので9月のアタマに行くつもりで
オンラインで美術館の予約をしましたが、
そのときはわけあって行けなかったんです。
うう〜、予約したのに~。
前払いで払い戻し不可だったのに~。
今回はそれを踏まえ、
予約なしで行ってみることに
しました。
空きがあれば
入らせてもらえるかも。
入れなくても、
そのときはそのとき。
ヘタに予約をして、
その時間までに着かなきゃと
アセるのもしんどい。
そう思いながら入場受付に
行ってみると、
すぐ入れる時間帯で
空いてました♪
ラッキー!
受付を済ませたら、
受付裏にある無料ロッカーに
背負っていたリュックを入れて身軽になり、
美術館へと続く小道を進みます。
小道には花が植えられ、
眺めながら歩けるので退屈しません。
美術館に到着。
ここからは撮影不可です。
山の斜面を利用して
地面の中に作ってある美術館なので、
建物の中は、
こんなにうす暗くて鑑賞できるのか、
とちょっと不安になってしまうほど。
(ちゃんと鑑賞できました)
安藤忠雄のデザインした
コンクリート打ちっぱなしの
クールな質感と、
それに切り取られる空間や
青空が美しかった。
これはほんと、
現物をナマで見て!って感じです。
モネの「睡蓮」は
近くで見ると、
筆を走らせた跡が激しかったり、
なんでこの色を使うかな、
と思える色遣いだったりしますが、
離れて見ると、
静かにきらめく睡蓮の池、
なんですよねぇ。
不思議。
地中美術館は、
地中の、うす暗くシンとした
雰囲気が良く、
展示方法にもそれが
活かされていました。
美術館から出たあとは、
受付の方向とは反対方向の道から
宮浦港へ帰ることにしました。
これで、ルートを徒歩で一周
したことになります。
坂を下って下ってひたすら歩く。
おお、遠くに瀬戸大橋が見える!
と、坂を20分くらい
下ったところで
リュック、
ロッカーに
入れたんやった
ということを思い出す。
ウソーん。
泣きたい思いで坂をのぼり、
受付裏のロッカーから
リュックを取り出したのち、
すぐそばのバス停で
ふてくされてバスを待ちました。
もう歩かない。
バスで帰る。
ベネッセエリアのバスの次は、
町営バスに乗り継いで
宮浦港に向かいます。
宮浦港に着いたあとは
フェリーが出るまで
40分くらいの時間があったので、
その間、港周辺をブラブラ。
そしてこれを見つける。
直島銭湯「I♥湯」 | アート | ベネッセアートサイト直島
中には入りませんでしたが、
外装を眺めているだけで
楽しくなる建物でした。
こういう建物好きー。
宇野線から見えた夕焼け。
岡山は空が広い。
この日、泊まったホテルは
喫煙者じゃないのに
喫煙ルームを予約していました。
いろいろ確認しないなぁわたしは。
禁煙ルームに変えてほしいと
リクエストするも、
満室でかなわず。
まあ、
ツインのシングルユースだったので、
ベッドが広々と使えて
よかったとしよう。
一日目〈後編〉おわり。
二日目につづきます。