グループや集団でやらなくたって、
ひとりで仕込めるもん!
ということで「ぼっちミソ」と
名づけました。
前編は、
・最初に大豆をゆでる
・ゆでてるあいだにカメの消毒と
麹の塩切りをする、でした。
今回は「ぼっちミソ」、
仕込み方の後編ですぞ。
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大豆が柔らかく
(指でかるくつぶせるくらい)に
なったらザルにあけます。
大豆のゆで汁は使うので、
捨てずにとっておく。
二枚重ねした大きなビニール袋に
ゆでた大豆を入れ、ペースト状になるまで
ビニール越しに足でつぶします。
今回、塩切りした麹と一緒に
ゆがいた大豆を入れてしまいましたが、
大豆をつぶす→塩切りした麹を入れて混ぜる、
という順番の方がいいと思います。
注)冷えるとつぶしづらくなります。
つぶし作業は温かいうちに!
ビニール袋の場合、激しく踏むと破けるので
ゆっくり踏みます。
大豆のゆで汁を少しずつ入れて
固さを調節してください。
この大豆をつぶす作業は、
マッシャーやフードプロセッサーでも
かまいません。
要はつぶせればいい。
ゆで汁を入れながら
ペースト状になるまでつぶすんですが、
大豆の粒が残ってる方が好き、
という人は全部つぶさなくても。
わたしのつぶし目安としては、
「しっとりしたお団子がつくれる固さ」
それくらいのペースト状になったら、
団子を作ります。
団子を、消毒した常滑川まことさんの中に
打ちつけるように投げ入れていきます。
これは、
中になるべく空気を入れないための作業。
中に空気が入ると、
たぶんそこからカビやすくなるらしいので。
団子にし、
すべてのペーストを打ちつけたら、
表面を平らにならします。
その上にクッキングシートかラップを敷き、
さらにその上に塩を、
重し兼、消毒役としてピッタリ敷き詰めます。
はい仕込み出来上がり!
おつかれっしたー!!
日付を書いて、
涼しく暗い場所で保管しましょう。
おみその種類によっては、
一年以上寝かせても大丈夫なのですが、
麦みそだからなのか
半年くらいの発酵期間で充分おいしいので、
以降は発酵を止めるため冷凍庫保管します。
美味しいんですよ、わたしの作るお味噌。
自分で作って、初めて「手前みそ」という
言葉の由来がわかるようになりました(^^)
麦みそさん、初夏になったらまた会いましょう。
常滑川さん、それまでどうぞよろしくね。
「きのした流・麦みその仕込み方」完
ぼっちミソ、前編はコチラです↓