去年の夏、7年勤めた職場をやめました。
その職場までは、わたしは、
「仕事ができる人」と言われたかった。
「さすがやねー」
「きのしたがいると違うわー」って。
言って言って!!そう評価して!!
その言葉もっとちょうだい!(≧▽≦)
の人でした。
仕事は、
めっちゃがんばったらホメてもらえる。
でもそれ、「メチャメチャがんばってる」。
メチャメチャがんばってるから、
気は遣ってすり減るし、
体力や気力ともに使い切ってしまう。
なのに、昇進や昇給もしない、
意見も聞いてもらえないわけですよ。
しょせんパートですから。
それらが目当てではないけれど、
意味はわからなくなってくる。
わたしはこんなに貢献してるのに!
って不満が出てくる。
でも、
誰もそんなことを望んでないんですよね。
何年もそれをくり返してやっと、
「あー自分は認められたかったんだな」
「デキる、って言われたかったんだ」
「バカにされるのが怖かったんだ」
ということに気がつきました。
だから昨年までの、7年続いた仕事に臨んだとき
バカにされてもいいや
って決めた。
「できないわたし」で平気でいる、と。
これ結構、慣れるまでしんどかった。
今までカッコつけてきたから、
等身大の、素の自分が、
どう評価されるのか怖い。
でも、それでもいい、と決めたのです。
わたしがどういう自分でいても、
バカにする人、嫌う人はいるからもういいや、って。
そしたら、
全然バカにされなかったんですよね。
自分が想像していたよりバカにされない。
それに、カッコつけるより
よっぽど仕事がラクにできる。
できないこと、したくないことは
「できません」って言っちゃうし、
必要以上にやらないし、
周りに気を遣わず時間が来たらさっと帰る。
こういうのも、
いっぺんにすぐにできるように
なるわけではなくて、
行ったり来たりの練習。
慣れ親しんでいるから
うっかりしてるとがんばろうとする、
疲れたり、不満が出てきて、気づく、
またチカラを抜く、
それのくり返しなのです。
いまでも練習中です。